米複合イールドカーブ(10Y-2Y vs 10Y-3M)

景気後退の足音と、ゴールドが輝く前兆を捉える

投資家の間で「最も確実な景気後退の先行指標」とされるイールドカーブ。ここでは、市場参加者が注視する「10年債-2年債」と、FRBが真の指標として重視する「10年債-3ヶ月物」を統合。歴史的な「逆イールド」の深さと、その後の解消プロセスが金価格に与えてきた影響を可視化します。 

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米イールドカーブ:10Y-2Y(青) vs 10Y-3M(緑)

【分析の視点】
10Y-2Y(青・実線):市場の心理を映し出し、逆イールド(0以下)が発生すると、おおむね半年〜2年以内に景気後退が訪れる傾向があります。ただしラグには幅があり、必ずしも一定ではありません。
10Y-3M(緑・点線):中央銀行(FRB)が最も信頼を置く指標です。これが沈み込むことは、金融引き締めが限界に達していることを示唆します。

【現在地】
長期にわたる「過去最深水準クラス」の逆イールドを脱し、ラインが「0」を上抜ける「正常化」の局面に移行しています。歴史的に、ゴールドが力強い上昇を見せやすいのは「逆イールドの発生時」よりも、「逆イールドが解消され、景気後退が現実味を帯びる局面」とされます。2000年以降のデータが示す通り、現在のカーブ正常化の動きは、過去の歴史的パターンに照らせば、リスク回避姿勢の高まりや安全資産への資金シフトが強まる転換局面に差し掛かっている可能性があります。

▶︎ 関連データ:市場の深層を支えるマネー(FRB総資産)

【チャートの操作方法】
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