フランスとドイツの10年債の利回り差が、9月18日に100bp(1.00%)を超えたとされる。2012年の欧州債務危機以来の水準だという。両国の利回り差の直接的な要因として、フランス国内の政治不安、財政不安が挙げられている。ただ、利回りが上昇しているのはフランスだけではない。一方のドイツも、長引くウクライナ戦争、ホルムズ海峡の実質封鎖によりエネルギー価格高騰の直撃を受けており、10年債の格付けは3社ともAAAを維持しているとはいえ、利回り自体は15年ぶりの高水準まで上がっている。利回り差はあくまでも相対的なもの。国債が売られ利回りが上昇する傾向は世界共通の現象。コロナ禍に実施された量的緩和、そして戦争による大きなツケが回ってきていると見て良さそうだ。 →航海録一覧はこちら
